用意するものはこちら.
・ニッケルめっき液
・メッキ槽(小瓶)
・陽極(ゼムクリップ)
・陰極(ピンセット)
・電源(3V)
・保護手袋
・ピカール
・パーツクリーナー
メッキ槽,陽極,陰極はcandoで買いました.陽極は一応ニッケルメッキのものにしました.陰極のピンセットはマスダンの穴に刺したときにしっかり固定されるものを選びます.電源は充電機器を適当に組み合わせて配線します.3V程度とれれば使用済みでもなんでもOKです.
工程はこんなかんじです.
1.下処理(研磨・脱脂)
3.メッキ
4.仕上げ(研磨)
まずはマスダンパーをピカールや金属磨きクロスなどでしっかり磨きます.保護手袋をつけて作業します.マスダンパーは真鍮製なので新品状態でも表面は酸化しています.仕上がりを左右するのでしっかりと研磨します.研磨したらパーツクリーナーなどで脱脂します.皮脂や研磨剤などが表面に残っているとムラの原因となります.新品の手袋で作業します.脱脂後は手で触れないようにします.
メッキの準備をします.ゼムクリップを曲げて陽極を作ります.ショート防止のためにこんな形にしました.
陰極は直接手でもって作業するので感電しないように絶縁してください.
電極の準備が出来たら小瓶にメッキ液を入れます.陰極につけたマスダンパーがしっかり浸るだけ入れます.
配線はこんな感じです.
通電して5秒でメッキ完了です.
今回はメッキ液の使用量が分からなかったので50mLのものを買いました.実際に使ったのはたっぷり目に出しても20mL程度でした.上の写真にあるように大量のマスダンをメッキしてもまだまだいけそうです.本家様も使っているように18mLタイプをお勧めします.
(画像は50mLタイプ)
シルバーマスダンは他の限定パーツ同様に数年間隔で再販されます.今だとスリムマスダンやスクエアマスダンのショートは入手が容易かと思います.しかし,ARマスダン(ボール&シリンダー)やアジャストマスダンなんかは再販しても即完売となかなか入手が困難です.再販を待てない人やDIYが好きな人におすすめの方法です.
メッキができるようになったので次はアルマイトですね.温度管理などかなりハードルが上がるのでいつになるかはわかりませんが,そのうち挑戦したいです.あとはアルマイトさえできれば完全内製化が達成できます.道は長いです.
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