カーボンと比べFRPの見た目が悪い理由を考察します.
・断面が白い
・断面が平らじゃない
・未使用でも表面のキズが目立つ
FRP特有の”ダサさ”はこのあたりに原因がありそうです.改善点が分かれば作業開始です.
使う道具はこちら.接着剤以外は100円ショップでそろいます.
行程は以下の通り
1.断面に瞬間接着剤を染みこませる
2.断面を削って面にする
3.断面を黒く塗る
4.表面を磨く
まずは瞬間接着剤をFRPの断面に染みこませます.粘度が低く染みこみやすいものがいいです.自分はWaveの×3Sハイスピードを使います.この行程により多少の補強が期待できますが,そもそも強度の必要な部品はカーボン使うので省略することが多いです.次に断面をヤスリで平らにします.穴の断面も細いダイヤモンドヤスリで削ってやります.この行程だけでも一気に見た目が良くなります.断面が平らになったら黒く塗ります.太いマッキーが楽です.穴の中もお忘れなく.最後に全体をめがね拭きなどのクロスで磨けば完成です.もちろん高い番手のペーパーで磨けばもっときれいになります.あとは自己満足の世界です.
加工前の直FRP,加工後の直FRP,直カーボンを比べてみるとこんな感じ.
ちょっとの手間でかなり見た目が良くなりました.経済的、信教的理由でFRP使うけど見た目も気になるという人にぴったりな方法です.また,ミニ四駆のパーツはFRPで発売されてから限定品やハイグレード版としてカーボンプレートが製品化される傾向にあります.FRPの新製品使いたいけど,フルカーボンのマシンに使うと見た目のバランスが…なんて時にもこの方法なら多少はマシになるかと思います.
ぜひお試しください.
0 件のコメント:
コメントを投稿