上の画像のように直カーボン2枚をスペーサーとビスでねじれがないように組みます.ボール盤によく切れる円形ビットを取り付け,高さを合わせてスパッとやります.強い力でビットに押し付けるようにするのは危険なので絶対やらないでください.ひっくり返して同様にやれば下の画像のように真ん中がきれいに抜けた状態になります.
両端はネジを外してから切ります.カーボンは側面がきれいなので1枚でも立ちます.短い距離なら安定して切れます.この時穴の中から下側をしっかり押さえるようにします.上辺を押さえてしまうと切れた瞬間にビットをロックすることになり大変危険です.注意して行いましょう.
今回紹介した方法はボール盤の正しい使い方ではありません.ボール盤は垂直に穴をあける道具です.水平方向の力が軸に加わることは想定されていません.無理な力を加えるとチャックが軸から外れることもあります.重量物についた刃物が回転して飛んできます.いかに危険かわかるでしょう.本来ならこのような加工はフライス盤を使って行うものです.ミニ四駆界隈では自分を含め,Rexonのボール盤にProxxonのクロステーブルを取り付けただけのものを簡易フライス盤と称して使っている人が多いです.先達にあこがれて知識ないまま道具揃えだしたビギナーの方とか小中学生とか,おそらく結構危険な事案起きてるんじゃないかと思ってます.あらためて危険をよく理解したうえで安全な加工を心掛けたいです.
次回は今回切ったカーボンを使ってMSシャーシ用のギヤカバーを作ります.
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