現代ミニ四駆においては必須ともいえる提灯やATバンパーなどのギミックですが,使っていると摩耗で穴が広がり特性が変化してしまいます.特性の変化はすなわち再現度の低下です.これはセッティングするうえで致命的ですし,経済的にもうれしくないです.可動穴にハトメを圧入して補強することでカーボンやFRPがビスと擦れて穴が広がるのを防ぎます.DRiBAR LABOさんのブログで紹介されていた方法を自分なりに多少アレンジしたやり方になります.
用意するものはこちら.
・2.5mmのドリル
・三角ビット
・ドライバー
・ボックスレンチ
・皿ビス
・トラスビス
・ナット
工程はこちら
1.穴を2.5mmに拡張して両面を軽く面取りする
2.ハトメをとりつける
3.下側を皿ビスで締め付ける
4.下側をトラスビスで締め付ける
5.上側を3,4と同様に
6.ヤスリで調整
まずは穴を2.5mmに拡張して,両面を三角ビットで軽く面取りします.
次にハトメを取り付けます.
反対側から皿ビスを通してしっかり締め付けます.
グリップはつけたままの方が力が入るのでやりやすいです.最後まで閉めたらトラスビスに付け替えて締め付けます.
これでハトメは圧着され完全に外れなくなくなります.
反対側も同様に皿ビス,トラスビスで順に締め付けます.これで多少可動域が広くなります.最後に軽くやすりを当てたり,ビスを通して動きを確認して完成です.
締め付けの際に力を入れすぎてビスをねじ切らないようにご注意ください.トラスビスならまあいいかで済みますが,皿でやっちゃうと結構へこみます.
ハトメをつけることで耐久性は上がりますが,提灯の可動域を広く取りたいときはこの方法では限界があります.ビスなど支柱の方を工夫する構造のほうが良いでしょう.以上,ハトメの固定方法でした.
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